- 空気ガイガー・カウンタVer2の改良版です。
- 小型化、軽量化、コスト削減を図りました。
- トランスを使用しません。
- 5V電源で動作します。従来はトランスを直接9V電池で駆動していました。
- 単三電池x4本でも動作します。
- LEDと検出音で確認できます。
- 消費電力削減のため、初期電圧安定までスロー・スタートします。
- 約2分で目標電圧に達します。
- 上限を40mAに抑え込みました。
- 詳細はトランジスタ技術2023年8月号をご覧ください。
- 補足説明です。すべてを解説しません。
- 高電圧で危険です。
- 自己責任で利用してください。筆者は一切の責任を負いません。
- 著作権を放棄していません。
- 測定値、精度を保証するものではありません。
- 個人利用に限定され、著作権者の許可なく商用利用できません。
- 直接間接に関わらず、使用によって生じたいかなる損害も著作権者は責任を負いません。
- 仕様は予告なく変更されることがあります。
電気特性
動作電圧[volts] xxxx-xxxx(これは一例、GM管の作りに大きく依存します) 最小不感時間[u sec] 50-100 最大プラトー傾斜[% / 100 volts] - 推奨アノード抵抗[M ohms] 10 ガンマ感度 [cpm/uSv/h] xxx(これは一例、GM管の作りに大きく依存します) バックグラント[cpm] 10-40
検出放射線 α、β、γ、X線 検出確認 LEDと検出音 計測範囲 自然界の放射線を検知可能。
ブタンガス濃度、空気GM管の口径に依存。表示範囲 0-65536[cps], 0-65536[cpm], 残り計測時間0-59[sec], 駆動電圧0-8192[V] 駆動電圧範囲 約2500-4700V、5V単位で設定 使用電池 006P 9V(電源電圧範囲5.5Vから20V) 消費電流 40mA 電池寿命 006Pアルカリ電池400mAH/40mA=10hour 寸法 W117xD84xH28mm 重量[g] 115(電池含まず)
- タクトスイッチで駆動電圧を設定します。
- 事前にプラトー電圧範囲を測定しておき、その範囲に駆動電圧設定をします。
- 簡易的には、バックグランドが10から40cpmの範囲になるようにします。
紫外線
空気GM管のアノード調整
- 屋外では紫外線も検出します。日陰で使用してください。
- あるいは窓を黒く塗り、紫外線を遮断してください。
ブタンガス濃度調整
- 空気GM管のアノード先端の折り返しをできるだけ短い間隔にします。
- まずガス濃度の特性として、濃度が高いとプラトー電圧が低い方へ移動します。
- 濃度が高すぎると、1回の放射線検出で複数回検出します。
- 駆動電圧を検出できる最小値にしておき、1回の放射線検出で1回の検出になるように濃度調整します。
- プラトー電圧を測定し、空気GM管の特性を把握しておきます。
- ガスを入れたり、逃がしたりして、上記を繰り返すとよいでしょう。
- ガスを入れてもすぐに平衡拡散するわけではないので、少し時間を置くとよいでしょう。濃度ムラが生じています。
- 空気GM管の密閉度を高くしておくと、安定度が増します。ガス抜けもあまり起こりません。