1ピンの解説
はじめに
- 1ピンの位置がわからないという、衝撃的な質問がありました。
- IC(Integrated Circuit,集積回路)の1ピンの位置の見分け方は電子工作の基本中の基本です。
- あまりにも基本すぎるため、解説を見かけません。
- 詳細はデータシートで確認しましょう。
- 習慣、暗黙の了解として1ピンの位置はすぐに見分けられるようにできています。
- 知識があれば、ほぼ瞬間的に判断できます。
- ここでは最も一般的なDIP(Dual Inline Package、2列パッケージ、ディップと読む)の例を紹介します。
ICの表と裏
- ICには表と裏があります。通常、型番の刻印面が表です。
- ICの裏面を基板に向けてハンダ付けします。
- 昔の刻印は印刷でしたが、最近はレーザー刻印です。プラスチックの表面を焼いて刻印します。
- 表からの視点をTop View(トップ・ビュー)、裏から視点をBottom View(ボトム・ビュー)と呼びます。
- データシートを読むときはどちらの面から見た図なのか、確認しましょう。
- 表からと裏からではピンの並びが逆です。間違うととんでもないことになります。
1ピンの見分け方
- DIP形状のICには必ず「切り欠き」か「〇印」があります。これを目印にします。
- 表から見て、目印を上向きにし、左上が1ピンです。
- 1ピンを起点として、ピンの並び順は反時計回りです。
- ピン数が多くなっても、同じ法則です。特殊なパッケージを除く。
- 最近は表面実装パッケージが多くなりましたが、この伝統は引き継がれています。
- 切り欠きの形状が異なるかもしれません。〇印の代わりにラインであったりします。
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