PIC Calculator(その2)
はじめに
整数電卓です
最新技術を使って作り直しました。具体的にはMPLAB と HI-TECH C(PIC16用)でプログラムを記述し直しました。
C言語を利用することで、開発期間の短縮が図れます。
仕様
消費電流 | 1.2mA |
電源 | 3V(CR-2032) |
電池寿命 | 200mAH/1.2mA=166hour |
表示方式 | 8桁整数 |
長期使用の場合には、もっと低電力のLCDモジュールを利用する必要があります。
回路図
- 消費電力の大半はLCDモジュールです。PIC自身の消費電流は168uAです。
- LCDモジュールを3V電源で使用するとコントラスト不足になるため、コッククロフト回路によるマイナス電源を供給します。
- ACボタンはリセットボタンです。
- ボタンスイッチとLCDデータ線を兼用しています。
部品表
値 | 数 | 備考 |
PIC16F88 | 1 | IC1 マイクロチップ |
DMC16117A | 1 | LCD1 16x1行表示 |
10K | 1 | R1 カーボン皮膜抵抗1/4W |
0.1uF | 1 | C2 積層セラミックコンデンサ |
0.01uF | 1 | C3 積層セラミックコンデンサ |
1S4 | 2 | D1, D2 ショットキー・バリア・ダイオード |
SW | 17 | タクト・スイッチ |
CR2032 | 1 | CR2032電池とホルダ |
ソフトウェア
- 低消費電流を目指し、PICの動作クロックを内蔵発振の250KHzとしています。
- コントラスト用のクロックはOSC2出力(250KHz/4)を利用します。
- ピン割り込みを使い、ボタン入力を検出します。
- 浮動小数点表示のためsprintfの%fを利用するとプログラムサイズがオーバーフローします。
- 浮動小数点を扱うためにはもっとプログラムサイズの大きいPICを利用する必要があります。
(C)2010 All rights reserved by Einstein.