- 趣味や実験用です。計測用ではありません。
- 高感度です。自然放射線を測定できます。
- 自動計測ソフトウェアを用意しています。
- 完成品です。キットはありません。全数を動作確認します。
- 数に限りがあるため、品切れの際はご了承ください。以前よりもガイガーミュラー管の入手が困難を極めています。
- 一人1台とさせていただきます。個人に限ります。
- 返品、キャンセルはご遠慮ください。
- ※費用には設計費用、プログラム開発費用、製造費用、調整費用などの人件費が含まれています。
申し込み方法費用内訳
- メールにて"ガイガーカウンタの件"と明記の上、お問い合わせください。追って詳細をご連絡いたします。
- お支払いは銀行振り込みです。
- 入金確認後、ゆうパックで発送します。
- 連絡がつかない場合、キャンセル扱いとさせていただきます。
本体 50,000円 梱包送料 1,000円 消費税 2,550円 合計 53,550円
- 部品が高騰しており、今後、価格は改定されることがあります。
- 振込手数料はお客様の負担となります。
配布内容
ハードウェア仕様
検出方式 ガイガーミュラー管(LND712相当) 検出放射線 α線、β線、γ線 最大計測[cps] 約10000 低計測レンジ
(1分間隔)0.000 - 9.999[uSv/h]
10.00 - 99.99[uSv/h]高計測レンジ
(1秒間隔)100.0 - 999.9[uSv/h]
1.000 - 9.999[mSv/h]積算レンジ 0 - 9999[uSv] 使用電池 単四2本、アルカリ電池 電池寿命[hour] 100(通常使用時),50(RS232C通信使用時) サイズ[mm] 117x84x28 重量[g] 130(電池を除く)
- 計測レンジは自動的に切り替わります。
- 放射線量[uSv/h]は1分間の移動平均表示です。
- 積算表示[uSv]は電源を入れてからの積算値です。
- 仕様は予告なく変更されることがあります。
注意事項
- 本製品を利用した、いかなる結果も責任を負いません。
- 測定値、精度を保証するものではありません。
- シーベルト表示(uSvやuSv/h)はγ線感度からの換算値です。あくまでも目安です。
- α線やβ線が混入すると正しいγ線シーベルト表示になりません。
- ガイガーミュラー管の窓を触らないでください。非常に薄く破れます。
- 落とさないでください。壊れます。
- 世界的にガイガーミュラー管の入手が困難かつ高価です。
- 電源オン時にノイズパルスを検出ことがあります。電源を入れなおしてください。
- 内部の高電圧に注意してください。約500Vが発生しています。
- DSUB9の止めネジはインチネジです。2.6mmネジではありません。
- USBシリアル変換ケーブルの形状によってはDSUB9の取り付けネジがぶつかり接続できません。
- USBシリアル変換ケーブルは付属しません。
- "LowBat"が表示された場合、電池寿命です。電池を交換してください。
- ガイガーミュラー管に放射性物質(チリやホコリ)が付着すると正しい測定ができません。
- 野外で利用の場合は測定器をラップで包むなどホコリ対策が必要です。
用途に応じた測定方法表面汚染検査の目的空間放射線量測定の目的
- 表面すれすれを計測します。
- 汚染されているかいないか、どこが汚染されているかを知ることが目的であり、被曝線量を計測する目的ではありません。
- この用途ではuSv/h表示は不正確であり、あてにしてはいけません。
- 例えば、靴底が汚染されているかを知ることができます。街中のどこに放射性物質が存在するかを知ることができます。
- 放射線の種類を絞らず、単位としてはcpmを用います。数値の大小で存在を知ることができます。
- この用途には、α線+β線+γ線を測定できるガイガーカウンタが適しています。
食品の放射線量検査目的
- γ線だけ測定できるガイガーカウンタを用いて、地表から1mで計測します。
- 日常生活する上での外部被曝線量(積算値)を知ることが目的です。年間被曝線量限度に達しないかを確認します。
- そのため、単位としてはuSv/h(空間放射線量率)を用います。
- 例えば寝室の空間放射線量率が0.1uSv/hで睡眠時間が8時間とすれば、0.1uSv/hx8=0.8uSvの被曝線量になります。
- uSv/hを知るためにγ線に絞る必要があります。ガイガーミュラー管のγ線感度からuSv/hを計算しているためです。
- α線やβ線が混入すると正しい値になりません。
- アルミニウム板(1mmから3mm)でガイガーミュラー管の窓をふさぐとγ線のみの計測になります。
- この用途にガイガーカウンタは不適切です。
- 専用のゲルマニウム放射線測定器を用いて、外部放射線を遮蔽した空間で計測します。
- 外部放射線を鉛で遮蔽しないと、食品中の微量放射線量を測定できません。
- 非常に微量の放射線量であるため、ガイガーカウンタでは感度が足りず計測できません。
- 単位としてはBq/Kgを用います。
よくある質問
- Q.cps,cpmとは。
- A.Count Per Second(1秒間のカウント数), Count Per Minute(1分間のカウント数)です。
- Q.常時20[cpm]前後計測されるのはなぜですか。
- A.自然界の放射線を計測しているためです。これをバックグランドといいます。
- Q.モニタリング数値より少し大きいのはなぜですか。
- A.α線、β線も測定しているからです。モニタリングはNaIシンチレーション検出器を用いた主にγ線の数値です。
- Q.γ線だけを測定するにはどうしたらよいですか。
- A.ガイガーミュラー管の窓を3mm厚のアルミニウムで遮蔽すると良いでしょう。
- Q.CPMからuSV/hへの換算式は?
- A.[uSv/h]=CPM÷120=CPM×0.00833です。
- Q.CPMからuSV/hへの換算は何に依存しますか?
- A.ガイガーミュラー管の感度に依存します。一般的に形状が大きいほど感度が高くなります。
- Q.10000[cps]以上を測定できないのはなぜですか?
- A.検出パルスに幅があるためです。これをデッドタイムといいます。
- Q.数値がばらつくのはなぜですか?
- A.放射線は確率的に放出されるためです。特に放射線量が微量の場合、ガイガーカウンタの最小感度付近で顕著になります。
- Q.数値のばらつきを防ぐにはどうしたらいいですか?
- A.測定回数を増やし、平均します。
自動計測ソフトウェア
ソフトウェア仕様
- Windows用の自動計測ソフトウェア(Geiger.exe)を用意しています。
- RS232C経由でデータをPCに取り込みます。
- 取り込んだデータを表計算ソフトで加工することができます。
- ※セキュリティゼロで誤認することがあります。
対応OS Windows XP,Vista,7 対応COMポート COM1 - COM9 通信条件 19200,n,8,1 低計測レンジのデータ形式 "M",High Byte,Low Byte 高計測レンジのデータ形式 "S",High Byte,Low Byte 通信データ例
- ガイガーカウンタは常時データを送信しています。
データファイル形式
データ例 CPM,CPS uSv/h換算 M,0x00,0x14 0x0014=20[cpm] 20[cpm]/120=0.166[uSv/h] S,0x01,0x00 0x0100=256[cps] 256[cps]/2.0=128[uSv/h]
ファイル名 GeigerMM-DD-YYYY.csv 区切り文字 タブ 内容 時刻、[cpm]or[cps]、[uSv/h] 接続方法
- ファイルは日ごとに自動生成されます。
- データは1分間隔あるいは1秒間隔で保存されます。
- 時刻は厳密ではありません。多少のずれがあります。
- USBシリアル変換ケーブルで接続します。
- デバイスマネージャでCOMポートを確認します。
使用方法
- COMポートを選択してください。
- Startボタンで取り込みを開始します。
- Stopボタンで取り込みを終了します。
下記は表計算ソフトでグラフ化した例です。
- 右側の簡易グラフは10分毎の24時間データを表示します。
- 簡易グラフのレンジは100cpm,1000cpm,10000cpmと自動的に切り替わります。
- 簡易グラフは低計測レンジのみです。高計測レンジには対応していません。
測定例
- 自然界におけるカリウムKの0.0117% は放射性同位元素の40Kです。
- 40Kはベータ線を放出します。
- 安全な試料は高血圧向けの食事療法に用いられる減塩です。
- 減塩はスーパーで販売されています。
- 減塩は重量配分で 塩化ナトリウム50% + 塩化カリウム 50% からなります。
- 比較のために塩化カリウム(KCl) を含んでいない通常の塩(NaCl) も用意します。
- 測定試料をラップに包みます。
- 測定は誤差を伴うため、3回測定します。
測定対象 1回目[cpm] 2回目[cpm] 3回目[cpm] 平均[cpm] バックグランド 18 18 18 18 減塩(NaCl+KCl) 33 34 32 33 塩(NaCl) 19 22 19 20