ガイガーカウンタ用高電圧電源キット配布のお知らせ
- 配布状況はトップページをご覧ください。
- 2011-06-17 初版
- 2011-08-14 期間限定特価
- 2011-09-01 計測例追加
ガイガーカウンタ用高電圧電源キット
- ご要望の多かったガイガーカウンタ用高電圧電源キットです。
- ガイガーミュラー管の推奨電圧を選択できます。
- 電池駆動を考え、低消費電力です。長時間使用できます。
- 専用基板で製作が容易です。
- フル実装するとCK1026用のガイガーカウンタになります。
- 一部を省略すると単なるガイガーカウンタ用高電圧電源になります。
- ※ガイガーミュラー管と電池(006P)は付属しません。別途用意ください。
- ※組み立てサービスや手直しサービスは行っておりません。
- 組み立てに自信のない方はご遠慮ください。
- ガイガーミュラー管の種類に応じて電圧検出部やカウンタ機能は別途アレンジください。
- 数に限りがあるため、品切れの際はご了承ください。少量生産のため、数に限りがあります。
- 一人1台とさせていただきます。個人に限ります。
- 返品、キャンセルはご遠慮ください。
- ※費用には設計費用、プログラム開発費用、研究費用などの人件費が含まれています。
申し込み方法
- メールにてお問い合わせください。追って詳細をご連絡いたします。
- お支払いは銀行振り込みです。
- 入金確認後、郵送します。
- 連絡がつかない場合、キャンセル扱いとさせていただきます。
費用内訳(通常)
本体(送料込み) | 10,000円 |
消費税 | 500円 |
合計 | 10,500円 |
期間限定(2011-08-31まで。数に限りがあります。なくなり次第終了します。)
本体(送料込み) | 5,000円 |
消費税 | 250円 |
合計 | 5,250円 |
配布内容
- ガイガーカウンタ用高電圧電源キット
- 説明書は付属しません。ここからダウンロードしてください。
ハードウェア仕様
- 基板サイズ(50mm x 50mm)
- 高電圧の種類(DC400,DC500V,DC600V,DC800V,DC900V)
- ※すべてのガイガーミュラー管で動作保証するものではありません。
- ※誤った設定はガイガーミュラー管を壊すことがあります。
- 電池寿命(006Pアルカリで約150時間)
- 仕様は予告なく変更されることがあります。
注意事項
- 本製品を利用した、いかなる結果も責任を負いません。
- 高電圧で危険です。
- この高電圧回路はDC500V前後を想定して設計しています。
- そのため、約700V以上は一部(瞬間的)耐圧を超えています。
- この領域はアマチュア的に利用してください。
回路図
- 高電圧はジャンパー線で選択します。(電源オン時に決まります)
- ジャンバーなし=400V,P4=500V,P3=600V,P2=800V,P1=900V
- 端子Cは外部のカウンター用端子です。
- C=100pFはノイズ防止用で裏面に接続します(R6に並列)。
- フル実装するとCK1026用のガイガーカウンタになります。
- C,R4,R5,R6,Q2,LEDを省略するとガイガーカウンタ用高電圧電源になります。
- R3を使用するガイガーミュラー管にあわせて調整する必要があります。
- LND712=4.7-10M
- CK1026=1M-4.7M
- 高電圧をテスターで測定できません。テスターの内部抵抗で急激に電圧が下がります。
部品表
型番 | 数 | 部品番号 | 備考 |
XC6202P502TB | 1 | IC1 | 5Vレギュレータ |
PIC12F1822 | 1 | IC2 | マイクロチップ |
FQPF3N90 | 1 | Q1 | N-MOSFET |
2SA1015GR | 1 | Q2 | 汎用トランジスタ |
UF2010 | 1 | D1 | ファーストリカバリダイオード |
10mH | 1 | L1 | インダクタ |
100 | 2 | R1,R5 | カーボン皮膜抵抗1/4W |
1M | 2 | R2,R3 | カーボン皮膜抵抗1/4W(大) |
1M | 1 | R6 | カーボン皮膜抵抗1/4W |
47K | 1 | R4 | カーボン皮膜抵抗1/4W |
SLR343BCTT32 | 1 | LED1 | LED3mm,青 |
100uF | 2 | C1,C2 | 電解コンデンサ(25V) |
4700pF | 2 | C3,C4 | セラミックコンデンサ(2KV) |
470pF | 1 | C5 | セラミックコンデンサ(1KV) |
100pF | 1 | C | セラミックコンデンサ |
ICソケット | 1 | | 8ピン |
電池スナップ | 1 | | 006P用 |
スペーサ、ネジ | | | 基板用足 |
スズめっき線 | | | GM管固定用 |
ジャンパーピン | 1 | | 電圧選択用 |
基板 | 1 | | 専用基板 |
- PICはあらかじめプログラム済みです。
- C=100pFはおまけです。
- 1MΩが2種類あります。耐電圧を考慮しているためです。
組み立て
- シルク印刷と部品表を参考に半田付けします。
- 部品の極性に注意してください。
- 完成後、絶縁のため、プラスチックケースに収納ください。
- 電源オフ後、高電圧が下がるまで数十秒待ってください。
完成例
- CK1026をDC800Vで駆動している様子です(CK1026は付属しません)。
- 放射線を検出するとLEDが光ります。
参考
高電圧と消費電流
電圧[V] | 消費電流[mA] |
400 | 1 |
500 | 1.2 |
600 | 1.5 |
700 | 1.9 |
800 | 2.3 |
900 | 2.8 |
電池電圧範囲
計測例
CPM | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 6回目 | 7回目 | 8回目 | 9回目 | 10回目 | 平均 |
バックグランド | 59 | 52 | 59 | 73 | 57 | 58 | 66 | 84 | 70 | 56 | 63.4 |
ウランガラス | 178 | 156 | 195 | 168 | 170 | 163 | 161 | 178 | 190 | 161 | 172 |
- CK1026を900Vで駆動した例です。
- 写真左側はカウンタです。
- シーベルト換算は310cpm/(uSv/h)です(これは推測値)。
- データシートによればCK1026のバックグランドは60cpmですので、データシートどおりです。
- CK1026は経年変化により、ラバーコーティングの一部がはがれていることがあります。光にかざすとピンフォールを確認できます。
- 可視光が入ると誤動作します。穴をペイントして塞ぐか、黒いケースで遮光する必要があります。
- 古い管はやはり動作不良が多いのは否めません。
- なお、絶縁を確保するため、管に指紋をつけないようにしましょう。手袋を使うとよいでしょう。
- 基板の高電圧部も指紋をつけたり、ホコリがたまらないようにしましょう。
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