- ビット・トレード・ワンのSi4735ラジオモジュールを使ったDSPラジオです。
- 個人利用に限定され、著作権者の許可なく商用利用できません。
- 直接間接に関わらず、使用によって生じたいかなる損害も筆者は責任を負いません。
- 仕様は予告なく変更されることがあります。
参考:首都圏のワイドFM周波数は以下のとおりです。
- 実用性を追求し、小型軽量化を目指しました。薄型でかっこよく仕上げました。
- AM/FMのバンド切り替え時のポップノイズを回避しました。
- オーディオ出力を補強するためOPアンプを追加しました。
- FM受信のノイズを改善しました。
- AM受信の音質を改善しました。
- 3.5mmステレオジャックの接触不良を軽減しました。
- LCDのコントラストを自動調節しました。電池電圧が下がってもコントラストは一定です。
- ワイドFMに対応しました。
- TBSラジオ=90.5MHz
- 文化放送=91.6MHz
- ニッポン放送=93.0MHz
電界強度の目安
- 電界強度(RSSI)を表示します。単位はdBuVです。放送局の電波の強さを知ることができます。置き場所を変えるなどで電波を強く受ける工夫をできます。
- SN比[dB]を表示します。音声の品質を知ることができます。
- 電池電圧を表示します。電圧を知ることで電池寿命を予測できます。一般的に電池の終止電圧は1Vです。2本なら2Vです。
- 世界の放送局に対応しました。3つの地域(US地域、EU地域、JP地域)から選択できます。
- ファームウェアを改造できます。機能追加できます。
- ※イヤホン・ケーブルによる簡易FMアンテナのため、電界強度は低いです。外部FMアンテナを接続するとよいでしょう。
部品の電源電圧範囲の目安
- 強電界=80dBuV
- 中電界=70dBuV
- 弱電界=60dBuV
- AQM0802A=3.1-3.5V
- Si4735=2-3.6V
- NJM13404=2-14V
- SN74HC4066=2-6V
- PIC16F1827=1.8-5.5V
受信範囲 JP=76MHz-108MHz(0.1MHz),531KHz-1629KHz(9KHz)
US=87.9MHz-107.9MHz(0.2MHz),530KHz-1710KHz(10KHz)
EU=87.5MHz-108MHz(0.1MHz),522KHz-1602KHz(9KHz)
サイズ W69xH19.5xD115 出力 3.5mmステレオジャック 電源 単4x2 消費電流 20mA 電池寿命 アルカリ電池1000mAH/20mA=50hour
ボタン操作※1行目に受信周波数を表示します。
- SW1=バンド切替
- SW2=モード切替(ボリューム/シーク/ステップ/リージョン/SN比/電池電圧)
- SW3=マイナス
- SW4=プラス
※FM受信でステレオ時"S"を表示します。
※右下に電界強度(RSSI)[dBuV]を表示します。
ボリューム設定[0-63]
自動選局
手動選局
地域設定
SN比表示
電池電圧表示
部品番号 型番 備考 参考価格 購入店 LCD1 AQM0802A-RN-GBW LCDモジュール 320 秋月 U1 AD00021 Si4735ラジオモジュール 1419 BTO U2 NJM13404 単電源OPアンプ 40 秋月 U3 74HC4066 CMOSアナログスイッチ 30 秋月 U4 PIC16F1827 マイコン 170 秋月 C1,C2 1uF 積層セラミックコンデンサ(幅5mm) 15 秋月 C3,C4,C5 100uF 電界コンデンサ(高さ5mm) 20 秋月 C6 0.1uF 積層セラミックコンデンサ(幅5mm) 100 秋月 C7,C8 4.7uF 積層セラミックコンデンサ(幅5mm) 20 秋月 T1 PA-63R AMバーアンテナ 380 マルツ SW1,SW2 TVDP01-G73BB(赤) タクトスイッチ 20 秋月 SW3,SW4 TVDP01-G73BB(黒) タクトスイッチ 20 秋月 SW5 SK-12D01-VG6 ライトアングル・スイッチ、See Plus 30 千石 JK1 MJ-8435 3.5mmステレオジャック 50 秋月 R1,R2,R3,R4 10K カーボン被膜抵抗1/6W 10 千石 R5,R6 100K カーボン被膜抵抗1/6W 10 千石 R7 33K カーボン被膜抵抗1/6W 10 千石 CASE LC115-F2-W 単4x2内蔵ケース、タカチ 420 マルツ CASE EM-2.3 基板取付タッピングビス(M2.3)、タカチ 210 マルツ
- 部品の高さ制限があります。
- ICソケットを使えません。
- Si4735モジュールも高さ制限のため、ピンコネクタ部のプラスチックをピンセットで外します。
- Si4735モジュールのハンダジャンパー(EA,SD,SC)をします。
- 74HC4066のピンが電池ケースの爪に引っかかるため(電池ケースが開かない)、ハンダ付け後ニッパーで切ります。
- LCDに5mmの下駄をはかせるため、防振粘着マット(厚さ5mm)を裏側に張り付けます。100円ショップにあります。
- ケースの加工図面です。ABS樹脂は柔らかいので加工しやすいです。
- デジタル処理するため、どうしても内部ノイズを発生します。
- ノイズ対策をしていますが、影響をゼロにできません。
- FMは性質上ノイズに強く、十分な音質を確保しています。
- 一方でAMはノイズに弱く、もともと高音質を期待できません。
- AMバーアンテナで内外のノイズを拾っており、音質を低下させています。
- AMバーアンテナのノイズ対策が今後の課題です。