dspicguyの64ビットOS対応
はじめに
トランジスタ技術2007年8月号付録のソフトウェアdspicguyについてです。
プログラムの概要
dspicguy.exe配下で次のプログラムが呼び出されます。
- dspicguy.bat
- HEXCONV.COM
- loadspic.exe
この一連のプログラムはhttp://www.cepstrum.co.jp/の山口さんが作成しました。
問題の概要
64ビットOSのWindowsでdspicguy.exeを使って書き込もうとすると
「サポートされていない16ビットアプリケーション」というウィンドウで
「64ビットバージョンのWindowsでの非互換性のため、プログラムまたは機能である"HEXCONV.COM"を開始または実行できません。」
と表示されます。
原因
もともと32ビットOSのWindows XPで動作確認をしており、64ビットOSを想定していませんでした。
HEXCONV.COMのようなCOM形式ファイルは16ビットのアプリケーションで64ビットWindowsで動作しません。
dspicguy.exe、loadspic.exeは32ビットアプリです。
32ビットWindows環境
- ○16ビットのアプリケーション
- ○32ビットのアプリケーション
- ×64ビットのアプリケーション
64ビットWindows環境
- ×16ビットのアプリケーション
- ○32ビットのアプリケーション
- ○64ビットのアプリケーション
対処方法
HEXCONV.PASはTurbo Pascalで作成されていますので、32ビットアプリとして再コンパイルが必要です。
しかしBorlandもなくなってしまいコンパイル環境がありません。
そこでソースを移植し32ビットアプリとして作り直しました。
HEXCONV.COMをHEXCONV.exeに置き換えるだけです。
なお、HEXCONV.COMを削除してください。同じディレクトリにあると、HEXCONV.COMが優先して実行されてしまうためです。
手元に64ビットOSがないため、動作検証していません。
32ビットOS環境では動作確認しています。
ダウンロード
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