LEDランプ
はじめに
照明用のLEDが増えてきました。3WタイプのLEDを入手したので、LEDランプを製作してみました。
仕様
形状 | スタンド型 |
発光色 | 昼光色(6500K),85ルーメン |
消費電流 | 350mA@3.3V |
消費電力 | 3.3Vx0.35A=1.155W |
電源 | DCアダプタ |
回路図
- DCアダプタの電源3.3Vで直接LEDを駆動します。電流制限抵抗は必要ありません。
- LEDは発熱するため、ヒートシンクを取り付けます。LEDの寿命は熱によって決まります。
- LEDを基板に固定し、銅面を介してヒートシンクと熱結合させます。銅は熱伝導率の高い物質です。
- このLEDの絶対最大消費電力は3010mWです。限界近くで使用すると寿命が短くなるため、少し余裕を持たせ1Wとしています。
電圧と消費電流の関係
電圧[V] | 電流[mA] | 消費電力 |
3.3 | 350 | 約1W |
3.5 | 600 | 約2W |
3.6 | 700 | 約2.5W |
部品表
値 | 数 | 備考 |
ASMT-MW22-NLN00 | 1 | LED1 Cool Whiteタイプ(秋月) |
DC1 | 1 | DCアダプタ 3.3V, 2A(秋月) |
SW1 | 1 | 押しボタンスイッチ |
感想
- かなり明るく発光するので、LEDを直視することができません。
- 市販のLED電球(昼光色,40W相当)が350ルーメンくらいですので、10W電球相当の明かりといえます。
- 明るさも手元を照らすランプとしては十分です。読書に必要な明るさが75ルーメン以上といわれています。
- 光の範囲も110度あるので、広く照らすことができます。懐中電灯として利用するには集光が必要です。
- このLEDを14個使えば、20W蛍光灯(1200ルーメン)に匹敵するでしょう。
- 電球がLED電球に変わっていくように、家庭用蛍光灯もLEDにとって変わる時代も近いことでしょう。
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