Trouble Shooting

ここでは PICer を使う上でのノウハウを記載します。問題解決にお役立てください。
DisableWarmPoll
症状Windows XP で PC 起動直後に PICer が正しく動作しない。
原因 PC を起動して約1分間は Windows(parport.sys) がプリンタ Port を監視しており、Port 内容が変更されるとリセットするようです。 これは WindowsXP のみで起こる現象です。 そのため、この間に PICer を実行すると予期せず Port をリセットされ、正しく動作しません。
(ポートが安定するまでの動作なのか、周辺機器への配慮のためかわかりませんが、ウォームアップ動作を行っています。)
対処 もっとも簡単な回避方法はPC 起動後約1分待ってから、PICer を起動させてください。
気になる場合には、以下のファイルをダウンロードし、実行してPCを再起動するとウォーム動作を行わなくなります。
XP_stop_polling.reg(ウォームアップ無効)
元に戻したいときは以下のファイルを実行してください。
XP_start_polling.reg(ウォームアップ有効)
これらはレジストリを設定します。

ノイズ
症状回路や配線に誤りはないが、PICer で書き込み時にエラーを検知する。
原因 もっとも多い原因はプリンタケーブルです。特にプリンタケーブルを自作した場合にはまず疑ってください。 プリンタケーブルのシールドが充分でなかったり、長すぎるために、ノイズが信号に乗り、エラーを発生させます。 PC はノイズの塊です。ためしに AM ラジオを PC に近づけてみると良いでしょう。
対処 もっとも簡単な回避方法は市販の短いケーブルを使用することです。
ノイズ対策は一概に語ることはできません。状況によって講じる対策もさまざまです。 ケーブルを自作している場合には、シールドを強化してみてください。 ケーブル切り替え機を使っていた場合には外して、直接接続するなど試行錯誤も必要です。

キャリブレーション
症状12F629 や 12F675 のアドレス 2007 で書き込みエラーを発生する。
原因 これは、12F629 や 12F675 のキャリブレーションデータがコンフィグレーションワード(アドレス 2007) に含まれていることが原因です。 詳しい解説は下記をご覧ください。
▼コンフィグレーション・ワード
▼キャリブレーション・ビット
対処 まずコンフィグレーションワードとキャリブレーションデータを読み出します。 PICer では Erase を行うと表示します。 読み出したコンフィグレーションデータをプログラムで指定してください。
例、 __CONFIG H'11FF' & _CP_OFF & _CPD_OFF & _BODEN_OFF & _MCLRE_OFF & _WDT_OFF & _INTRC_OSC_NOCLKOUT

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