ICSP接続方法
- 2008-11-22 初版
- 2010-03-14 第2版
- 2015-01-10 第3版
- 2017-08-01 第4版
- 2021-04-24 第5版
ICSP接続の概要
- PIC用ICSP接続の概要です。
- PICの種類により、接続方法は若干異なります。
- 詳細は下記の接続図をご覧ください。
- 接続図の左側がPICerFT側、右側がPIC側です。
- PIC-VPPとPIC-MCLRはどちらか一方を使用します。どちらを使うかはPICの種類によります。
- ※PGC=ICSPCLK、PGD=ICSPDATと読み替えてください。
- PIC-VPP(VPP)=プログラム用電圧(12.5V or 9V)
- PIC-VDD(VDD)=電源(5V or 3.3V)
- PIC-GND(VSS)=グランド
- PIC-PGD(PGD)=データ信号
- PIC-PGC(PGC)=クロック信号
- PIC-MCLR(MCLR)=リセット信号
- PIC12F1822とPIC16F1827の接続例を示します。
- PIC24FJ64GA002の接続例を示します。
- 下記のICSP接続方法の回路図をよく確認してください。
- 回路図を読み解くと以下の通りです。回路図にはこれだけの内容が書かれています。
- VPPではなくMCLRを接続します。VPPを接続すると壊れます。
- VDDは2つあります。
- VSSは2つあります。
- DISVREGがあるのでVSSに接続します。ENVREGならVDDに接続します。内蔵レギュレータを有効にします。
- VDDcoreに10uFのコンデンサを接続します。内蔵レギュレータ用です。
- AE-UM232R上のJP1で3.3Vを選択します。PIC24の電源は3.3Vです。5Vを加えると壊れます。
- クロックとデータは3組あります。(PGED1,PGEC1)(PGED2,PGEC2)(PGED3,PGEC3)
- (PGED1,PGEC1)を使います。
ICSP接続方法
PIC10F/12F/16F/18FとPIC10LF/12LF/16LF/18LFの接続方法
PIC18FxxJxxとPIC18LFxxJxxの接続方法
PIC18FxxKxxとPIC18LFxxKxxの接続方法
dsPIC30とdsPIC30 SMPSの接続方法
dsPIC33とPIC24の接続方法
AVRのUPDI概要
- 電源電圧VDDは5Vです。JP1で設定します。
- デフォルトで内蔵発振20MHzで動作し、このとき電源電圧の保証値は4.5V以上だからです。
- 3.3Vでは動作保証されません。クロック周波数によって保証される電源電圧が異なります。
- ATmega4808の接続例を示します。
AVRのUPDI接続方法
AVRの接続方法
AVRのISP概要
- AVRではISPと呼びます。
- ATtiny2313の接続例を示します。
CPU動作クロック(CLK)のヒント
- 下記の論理に矛盾しないように、CPU動作クロック(CLK)を決定します。
- 内部発振となるか外部発振となるかはフューズ・ビットの設定に依存します。
- AVRのプログラム書き込みにはAVRのCPU動作クロック(CLK)が必要です。
- AVRのCPU動作クロックはフューズ・ビットで設定します。
- デフォルトでは内蔵発振(8MHz÷8=1MHz)です。
- そのため、デフォルトでは外部発振(水晶発振)しません。
- つまりデフォルトではAVRのプログラム書き込みに水晶発振を利用できません。
- フューズ・ビットを変更するにはプログラム書き込みが必要です。
- フューズ・ビットは消去操作しても消えません。
上記の意味がわからない場合(フューズ・ビットが不明の場合も含む)、PICerFTから強制的にCLKを供給してください。
論理矛盾の例1
- 水晶発振でCPU動作クロックを供給するハードウェア
- ところが実際のフューズ・ビットの設定は内部発振だった
- そこでフューズ・ビットを変更したいが、書き換えられない。
論理矛盾の例2
- 内蔵発振でCPU動作クロックを供給するハードウェア
- ところが実際のフューズ・ビットの設定は外部発振だった
- そこでフューズ・ビットを変更したいが、書き換えられない。
AVRのISP接続方法
Atmelの接続方法
PIC10/PIC12/PIC16/PIC18のICSP接続ピン(DIP)
dsPIC30/dsPIC33/PIC24F/PIC24HのICSP接続ピン(DIP)
AVRのUPDI接続ピン
ATMELのICSP接続ピン(DIP)
ATMEL用ICSPのCLOCKはXTAL1用のクロックです。基板上で供給されているなら接続不要です。
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