Raspberry Pi 3B+
はじめに
- ちょっとした気が付かない落とし穴がありますので、ご注意ください。
- Raspberry Pi 3B+が発売されました。
- また技適(技術基準適合証明)の(国際的な)相互認証を忘れていたようで、日本で申請が行われました。2018年5月です。
- 技適番号は007-AG0046
- この007が認証機関(登録証明機関)の番号です。
- 総務省の技適番号検索は約2か月遅れで登録されるため、まだ検索できません。
著作権と免責事項
- 個人利用に限定され、著作権者の許可なく商用利用できません。
- 直接間接に関わらず、使用によって生じたいかなる損害も筆者は責任を負いません。
802.11acの採用と屋外利用の制限
- Raspberry Pi 3B+の特徴は802.11acの採用です。
- 5GHz帯を使い通信速度が向上します。
- 一方でデメリットもあります。
- 原則的に5GHz帯は屋内使用に限定されており、一部を除いて屋外利用できません。
- acといってもW52,W53,W56の規格があります。
- W52:5.2GHz帯(5150-5250MHz)、屋内限定
- W53:5.3GHz帯(5250-5350MHz)、屋内限定
- W56:5.6GHz帯(5470-5725MHz)、屋外可能
- 屋外でRaspberry Pi 3B+を使用すると電波法違反になるかもしれません。
- そこで技術基準適合証明書を確認してみましょう。
- 試験はW52、W53、W56の周波数で行われています。
- このため、ac(5GHz帯)接続の場合、原則、屋内利用に制限されていると考えた方がよいでしょう。
- n(2.4GHz帯)接続の場合、屋外利用もできます。
- Raspberry Pi 3B+を屋外に持ち出すときは気を付けましょう。
- Raspberry Pi 3B+のWiFiは802.11b/g/n/ac対応です。
WiFi設定
- 3B+の登場に伴い、Raspbianの変更が行われました。
- デフォルトではWiFiが無効です(3B+のみ)。
- Raspberry設定でWiFiの利用国を指定しなければなりません。
- 各国によって電波の規制が異なるからです。
©2018 All rights reserved by Y.Onodera.