AnalogCAP
- 2019-09-21 初版 Raspberry Pi Zero用AnalogCAP登場
- 2021-11-22 第1版 bullseye対応
- 2023-10-24 第2版 bookworm対応
- 2024-03-07 第3版 Raspberry Pi 5対応
はじめに
- AnalogCAPはラズベリー・パイZero用電圧測定の拡張ボードです。
- ラズベリー・パイZero(Raspberry Pi)にAnalogCAPをセットします。
- ラズパイマガジン2019年10月号の付録基板として誕生しました。
- 使い方はラズパイマガジン2019年10月号をご覧ください。
- 電子書籍はこちらです。
- 紙の本はこちらです。
- ここではすべての解説を行いません。
- 補足のみを行います。
- 完成品と部品セットがあります。
- 完成品をお勧めします。
- 上級者向けの組み立てキットです。表面実装部品があります。誰もが組み立てられるわけではありません。
AnalogCAPの特徴
- アナログ電圧を測定します。
- データを液晶表示します。
著作権と免責事項
- 個人利用に限定され、著作権者の許可なく商用利用できません。
- 直接間接に関わらず、使用によって生じたいかなる損害も筆者は責任を負いません。
- AnalogCAP (C)2019 All rights reserved by Y.Onodera.
情報のまとめ
動作確認情報
- 2024-03-04現在
- Raspberry Pi 2B/3B/3B+/4B/5B/Zero/ZeroW/Zero2W
- bullseye(kernel 5.10.x)
- bookworm(kernel 6.1.x)
- ※Raspberry Pi 3A+は未確認です。
- Raspberry Pi 4 の注意事項はこちらです。
- Raspberry Pi 5 の注意事項はこちらです。
RPI5:Raspberry Pi 5対応
- RPI5は多くの変更をしました。
- そのためRPI5対応しました。
- 多くのGPIO用Cライブラリ、PythonライブラリがRPI5に対応していません。
- WiringPiは廃止しました。
- GPIOのsysfs方式は廃止の予定です。libgpiod方式へ切り替えました。
- libgpiod方式はLinuxの標準機能として組み込まれています。
- 今後の主流になるでしょう。RPI5にも対応済みです。
- このため使用するライブラリをlibgpiodに変更しました。
- しばらく安心して使い続けられるでしょう。
- RPI5対応したgpiozeroライブラリも使います。
- gpioの代替コマンドraspi-gpioは廃止されました。pinctrlに切り替えました。
入手先情報
DCACインバーター(KV-150)の待機電力について
- DCACインバーターが動作するために最低限必要な電流があります。
- これが無負荷電流です。
- 自分自身を制御するために必要な電力です。
- つまり出力負荷がなくても動作に必要な待機電力があります。
- KV-150の場合、無負荷電流=0.2Aであり、待機電力=12Vx0.2A=2.4Wです。
- つまり何もしなくても、自分を動かすために2.4W消費します。
- そのため電気を使わないときは、KV-150の電源を切りましょう。
- こまめに電気を切ることが省エネにつながります。
- 長時間、入れっぱなしにするとバッテリを消費します。
- なお、バッテリの電圧が10.5Vを下回ると自動的に停止し、アラームで知らせます。
- ピーという音が鳴り続けます。
- KV-150はファンレスのため、普段は静かです。
- 音が鳴っても焦らないようにしましょう。
- なお、過負荷保護あるは短絡保護が働くと、アラームは鳴りません。
- 静かに自動停止します。
- 電源を入れなおすと復帰します。
DCACインバーターの出力電圧
- 波形が及ぼす実効値の影響を実際に比較しました。
- テスターは正弦波を前提にしているため、疑似正弦波を正しく計測できません。
- 一方でオシロスコープはどのような波形でも実効値を計測することができます。
- 疑似正弦波の計測値
- テスター=79.5Vrms
- オシロスコープ=106.4Vrms
- 商用電源(正弦波)の計測値
- テスター=101Vrms
- オシロスコープ=107.2Vrms
ダウンロード・ファイル
- 更新することがあり、最新版をダウンロードください。
正誤表
改善情報
©2019-2024 All rights reserved by Y.Onodera.