• 2016-07-09 初版
• 2016-07-15 第２版 ダウンロード・ファイル
• 2016-07-27 第３版 販売再開、補足資料追記
• 2016-08-01 第４版 夏休みの工作セミナー開催、getBME280.c改善
• 2016-09-19 第５版 訂正
• 2016-10-10 第６版 在庫情報更新
• 2016-10-22 第７版 printLCD.sh, printLCD.c 改善
• 2016-11-22 第８版 オーディオ・デバイスのデフォルト設定
• 2017-08-03 第９版 正誤表
• 2021-11-22 第10版 bullseye対応
• 2023-10-24 第11版 bookworm対応
• 2024-03-07 第12版 Raspberry Pi 5対応

はじめに

• アップル・パイ=ラズベリー・パイ用実験拡張ボード
• ラズベリー・パイ(Raspberry Pi)にアップル・パイ(Apple Pi)をさします。今はやりの言葉で言えばRPAPです。
• トランジスタ技術2016年8月号の付録基板と部品キットとして誕生しました。
• キットと完成品があります。
• 使い方はトランジスタ技術2016年8月号をご覧ください。
• バックナンバーは販売終了しました。
• CD-ROM版 トランジスタ技術 2016に収録されています。
• ここではすべての解説を行いません。
• 補足のみを行います。

著作権と免責事項

• 個人利用に限定され、著作権者の許可なく商用利用できません。
• 直接間接に関わらず、使用によって生じたいかなる損害も筆者は責任を負いません。
• Apple Pi (C)2016 All rights reserved by Y.Onodera.

情報のまとめ

• トランジスタ技術2016年8月号
• 特設ページ
• ビット・トレード・ワン

動作確認情報

• 2024-03-07現在
• Raspberry Pi 2B/3B/3B+/4B/5B
• NOOBS 3.0(kernel 4.14.x、4.18.x、4.19.x)
• NOOBS 3.2(kernel 4.19.x)
• NOOBS 3.3(kernel 4.19.x)
• bullseye (kernel 5.10.x)
• bookworm (kernel 6.1.x)
• ※Raspberry Pi 3A+は未確認です。
• ※Lite版は未確認です。一部パッケージがインストールされていないことがあります。
• ※NTPは動作しません。NOOBS 2.4.3で廃止されたためです。
• Raspberry Pi 4 の注意事項はこちらです。
• Raspberry Pi 5 の注意事項はこちらです。

RPI5:Raspberry Pi 5対応

• RPI5は多くの変更をしました。
• そのためRPI5対応しました。
• 多くのGPIO用Cライブラリ、PythonライブラリがRPI5に対応していません。
• WiringPiは廃止しました。
• GPIOのsysfs方式は廃止の予定です。libgpiod方式へ切り替えました。
• libgpiod方式はLinuxの標準機能として組み込まれています。
• 今後の主流になるでしょう。RPI5にも対応済みです。
• このため使用するライブラリをlibgpiodに変更しました。
• しばらく安心して使い続けられるでしょう。
• RPI5対応したgpiozeroライブラリも使います。
• gpioの代替コマンドraspi-gpioは廃止されました。pinctrlに切り替えました。

補足資料

• 補足資料を作成しました。
• アップル・パイ補足資料(PDF)

ダウンロード方法

• セットアップの詳細は雑誌をご覧ください。
• ある程度簡略化するsetup.shを用意しました。(すべての設定を行うわけではありません)

• $ wget http://einstlab.web.fc2.com/RaspberryPi/ApplePi.tar
• $ tar xvf ApplePi.tar
• $ cd ApplePi
• $ ./setup.sh

訂正

• ファイルの置き場所を変更しました。

• log.shに誤りがありました。
• 誤:sudo $base/getBME >> $/base/log.txt
• 正:sudo $base/getBME >> $base/log.txt

• getSW5.shに誤りがありました。
• 誤:port=27
• 正:port=26
• 誤:if [ ! -e /sys/class/gpio/gpio27 ]; then
• 正:if [ ! -e /sys/class/gpio/gpio26 ]; then

正誤表

• 図1
• 誤:赤外線受光用フォトダイオード
• 正:赤外線受光モジュール

• 表2
• 誤:AQM802A-RN-GBW
• 正:AQM0802A-RN-GBW

• P123
• 誤:赤外線受信LEDの入力デバイスと
• 正:赤外線受信モジュールの入力デバイスと
• 誤:赤外線送信モジュール
• 正:赤外線送信LED

• 図3
• 誤:AQMC802
• 正:AQM0802A
• 誤:PL-IRML
• 正:CHQ0038A

• P127
• 誤:AQM802A
• 正:AQM0802A

• 写真6
• 誤:AQM802A
• 正:AQM0802A

• P129、ステップ4
• 誤:$ wget http://www.cqpub.co.jp/download/ApplePi.tar
• 正:$ wget http://einstlab.web.fc2.com/RaspberryPi/ApplePi.tar
• 誤:$ ./setup.sh
• 正:$ ./setup.sh

• P130
• 誤:$ echo low > /sys/class/gpio/gpio5/direction$ echo high > /sys/class/gpio/gpio5/direction
• 正:$ echo low > /sys/class/gpio/gpio5/direction
• 正:$ echo high > /sys/class/gpio/gpio5/direction

• コラム4
• 誤:AQM802A
• 正:AQM0802A
• 誤:テキサス・インスツルメンツ
• 正:NXP

改善情報

• ApplePi.tarを再ダウンロードください。
• getBME280.cでデータ取得の待ち時間を改善しました。
• printLCD.cでデータ転送の待ち時間を改善しました。
• printLCD.shで空白表示できるようにしました。空白文字を含む文字列をダブルクオーテーションで指定してください。

気温、湿度表示について

• 一見、異常表示しているように見えますが、正常です。
• 記事や補足資料にその理由が書かれています。

オーディオ・デバイスのデフォルト設定

• Raspberry Piが複数のオーディオ・デバイスを持つ場合、出力先を指定しないとデフォルトの出力先になります。
• 出力先はカード番号とデバイス番号で識別します。
• 出力先の確認はaplay -lで行います。

• 再生はカード番号=1とデバイス番号=0なら aplay -D hw:1,0 One.wav のように出力先を指定します。
• さて、Web BrowserでYouTubeを再生すると、デフォルトの出力先になります。
• PCM5102A(デバイス名称はsnd_rpi_hifiberry_dac)をデフォルトの出力先に指定する必要があります。
• aplay -l で確認したカード番号を使ってデフォルトの出力先を指定します。
• (方法１)piユーザのみデフォルトの出力先を設定します。~.asoundrcファイルを作成します。リブートは必要ありません。
• (方法２)全ユーザのデフォルトの出力先を設定します。/etc/asound.confファイルを作成します。リブートが必要です。
• /etc/asound.confよりも.asoundrcの設定が優先されます。
• .asoundrcファイルがない場合、/etc/asound.confの設定が使われます。
• 記述する内容は同じです。カード番号=0の例です。
• aplay で出力先を指定しなくても、再生することを確認してください。aplay One.wav

• リブートするとOSの認識するカード番号が入れ替わることがあります。
• それでは困るので、カード番号の優先順位を指定します。
• 優先順位の確認は cat /proc/asound/modules で行います。
• 優先順位の設定は /etc/modprobe.d/alsa-base.confファイルを作成します。リブートが必要です。
• デバイスを指定した順序で優先します。

価格について

• MM-5102の単体価格は\2400です。
• これだけでキットや完成品の半分近くを占めます。
• 流通や販売店のマージンを考えるとお得でしょう。
• どうしたら採算が合うのかわかりませんね。
• ご自身で基板を発注し、部品を集めてみるとわかります。
• ましてソフトウェアの開発費を含めたら、とてもこの値段は考えらないでしょう。

在庫情報

• 常に生産が追いつていません。そのためすぐに在庫がなくなります。すべての販売店に商品提供できていません。
• 共立エレショップに在庫あります(9/30)。お早めに。
• CQ出版社にトランジスタ技術2016年8月号と部品キットのセットが若干あります。
• 共立エレショップに在庫あります(9/7)(9/22完売)。
• 次回は9/7から出荷予定です。
• 7/27に出荷再開されました。
• 共立エレショップに在庫あります(7/27)(7/28完売)。
• ビットトレードワンは8/12発送予定です(8/1完売)。
• 検索のキーワードはADCQ1608K,ADCQ1608Pです。

セミナー

• 実習・Raspberry Pi3でIoT!電子工作ことはじめ(2016-12-24)
• Apple PiとRaspberry Piを組み合わせて遊ぶ教室です。