- 商用AC電源から作る PIC 用の電源装置です。
- トランスレスですので、部品点数が少なく小型軽量で PIC に最適です。
- 商用AC電源を直接使用していますので、感電にご注意ください。
- 自己責任でご利用ください。
入力電圧 AC100V, 50Hz or 60Hz 出力電圧 DC5V or DC3.3V 最大電流 50mA
- PICの動作電圧が増えたので、5Vと3.3Vの2種類を用意しました。
- AC電源を直接DC変換しています。
- フィルムコンデンサ(2uF)の耐圧250Vは必ず守ってください。
- ダイオードは耐圧200V以上の整流用を使用してください。ダイオードブリッジW02が最適です。
47 R1, カーボン抵抗1/4W 1M R2, カーボン抵抗1/4W 2uF C1, ポリプロピレン・フィルムコンデンサ, 耐圧DC250V W02 D, 整流用ダイオード・ブリッジ 330uF C2, 電解コンデンサ、耐圧25V 5.0V D1, ツェナーダイオード, HZ5C1(4.9-5.1V) 3.0V D1, ツェナーダイオード, HZ3B2(2.9-3.1V)
負荷抵抗を接続して特性を測定してみました。これを電圧-電流特性グラフにしてみました。
負荷抵抗[Ω] HZ5C1電圧[V] HZ3B2電圧[V] 1000 5.07 3.62 510 5.02 3.59 200 4.81 3.43 100 4.30 3.14 75 3.80 2.90 68 3.52 2.80 62 3.22 2.68 51 2.68 2.43
- 3.3V電源は低電圧ツェナーダイオードの特性が悪いことが影響しています。実用範囲としては35mAまでのようです。
- 一般的に5V以下の低電圧ツェナーダイオードではツェナー現象が支配的であるため精度が悪いことが知られています。
- 5V電源は消費電流 50mA を境にして急激に出力電圧が下がります。
- 電流をもう少し取り出したい場合にはフィルムコンデンサ(2uF)の容量を増やします。
- 0.5Wのツェナーダイオードでは、取り出せる電流も限定されます。例えば、5Vであれば、最大0.5W/5V=100mAまでとなります。
- PIC で AD 変換を行い、精度を要求されるときには工夫が必要になりますが、大抵の PIC は 50mA もあれば十分でしょう。