この原理を使いフィルムケースと紙で空気ガイガー・ミュラー計数管を製作する。(C)2004-2006 All rights reserved by Y.Onodera.
入手しやすい身近な物ばかりで製作する。
部品表
フィルムケース 1個 リード線 赤(陽極用16cm)、白(陰極用15cm、5cm)、茶(検出用15cm)
外径1mmで内芯が錫めっき(銀色)のもの。銅は酸化しやすいので適さない。錫めっき線 リード線とアルミホイルを接続するために使う。外径0.5mm、12cm x2 紙 普通紙1枚。陰極になるもので、紙が高抵抗膜として適している。
厚紙は曲がりにくいので適さない。色紙も避けたほうがよい。アルミホイル 少々。検出部とシールドになる。 食品用ラップ 少々。入射膜と絶縁膜になる。 ガスライター 1個 セロテープ 1個 エポキシ樹脂ボンド 1個
まずは写真をご覧いただき、イメージをつかんでいただきたい。
赤線が陽極、白線が陰極、茶線が検出部
製作のコツ
- きれいに作りましょう。特にフィルムケース内や陽極の芯線はアルコールで拭くとよい。手垢があると正しく動作しない。
- 丁寧に作りましょう。雑に作るとショートしたり、ノイズの混入を押さえ切れず正しく動作しない。
確認
- 検出部とシールドが接触していないか確認する。
- 陰極線とシールド線は接続する。