ガイガーカウンタ

印加電圧特性

電源電圧Vpp を変化させて印加電圧を測定する。
通常 3000V から 5000V の電圧を高インピーダンスで測定することはできないので、専用の計測回路を必要とする(測定しようと思っても、電圧が変わってしまう)。
そこで高電圧を1/500にする回路で測定した。(1/1000分圧回路を直接組み込むのも手であるが500M抵抗は入手困難である)


Vpp 電圧とGM管への印加電圧(コッククロフト出力電圧)の関係
Vpp 電圧[V]A/D印加電圧X[V]
51.38/2822256
61.67/3432744
71.98/4053240
82.29/4683744
92.58/5294232
102.84/5814648
113.09/6335064


リニア(直線的)に変化していることを確認できる。
アナログ電圧Aと印加電圧Xは次の関係式から導くことができる。 つまり印加電圧Xは
X[V]=α×6.5×D
となる。デジタル値Dがわかれば、印加電圧Xがわかる。
PICによるデジタル計算を簡略化するため、実際には X[V]=8×D としている。8倍であればシフト操作だけでよい。
印加電圧を実測しながら、75K という分圧抵抗を逆算して決めている(α×6.5=8 となるようにしている)。
多少の誤差(数10V)はあるが十分実用になる。
なお、上記のことから印加電圧の分解能は8Vである。
(C)2004-2006 All rights reserved by Y.Onodera. inserted by FC2 system