ガイガーカウンタ

放射線量換算

cpmからuSv/hへの換算はGM管の感度に左右される。一般的にGM管の形状が大きいほど感度が高い。
cpm から 放射線量uSv/h への大雑把な換算方法を示す。あくまでも目安である。
バックグランドを基準にするもので、少なくとも桁がずれることはないであろう。
(※逆に言えば、10倍以下の誤差ということになる。大きな誤差と思われるかもしれないが、もともと放射線量の測定は2倍くらい簡単にばらつく。)
日本でのバックグランドは概ね以下のことが知られている(γ線のみ)。
屋外0.04(0.01〜0.08)[uSv/h]程度
屋内0.06(0.02〜0.12)[uSv/h]程度
水上0.006[uSv/h]程度
高度1万m5[uSv/h]程度
例えば屋内でのバックグランドが10cpmと計測された場合、0.06uSv/h に相当する。
この状態で70cpmを計測した場合、70 x 0.06 / 10 = 0.42uSv/h と換算できる。
ただし、これはγ線のみある。
空気ガイガーカウンタはβ線も検出するので、実際にはもう少し大きな値となるであろう。
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