- フィードバック制御し、正確な電圧にしたタイプです。
- 電圧精度は±1%です。
- ガイガーミュラー管を駆動するためにはDC500V前後を必要とします。
- 電流は必要としません。
- ノイズの多い高電圧は検出電圧と区別がつかなくなります。
- 特別な部品を使わずに実現します。トランスを使いません。
- 入手性のよい部品を使います。
- ガイガーミュラー管の推奨電圧にあわせて調整できます。
- 電池駆動を考え、低消費電流です。
- 高電圧で危険です。
- 自己責任で利用してください。当方は一切の責任を負いません。
- 著作権を放棄していません。
- この高電圧回路はDC500V前後を想定して設計しています。
- そのため、約700V以上は一部(瞬間的)耐圧を超えています。この領域はアマチュア的に利用してください。
- あるいはもっと耐圧の高い部品に変更してください。
- 回路設計ではある程度の余裕を持たせる必要があります。
- 個人利用に限定され、著作権者の許可なく商用利用できません。
- 直接間接に関わらず、使用によって生じたいかなる損害も著作権者は責任を負いません。
- 仕様は予告なく変更されることがあります。
- 出力電圧は高精度、高安定です。
- 電圧のフィードバックをかけ、PWM制御します。
- パルス幅をPWM制御します。基本周波数は1KHzです。
- プラトー電圧にあわせることができます。
- MOSFETのスイッチングでノイズが発生します。そこでR2とC2のローパスフィルタでノイズをカットします。
- 基本周波数とパルス幅を探し当てるのが至難の業であり、本来であれば企業秘密の内容です。
- 無限の組み合わせから探し当てなければなりません。
- 基板設計時の注意事項です。
- L1から電磁波がでます。近くにインピーダンスの高い部品配置、配線をしないようにしてください。パルスノイズを拾います。
- 高電圧配線は他の配線と間隔をとってください。目安は100Vあたり1mmです。500Vなら5mmです。
- ジャンパースイッチで目的の電圧を選択します。
- 5V電源が必要です。3.3Vでは動作しません(たまたま動くかもしれません)。
- FQPF3N90のVgsは最低3V必要です。一方でPICのポート出力電圧Vohの保証値はVdd-0.7V=2.6Vです。設計上、電圧不足です。
値 数 備考 単価 100 1 R1 カーボン皮膜抵抗1/4W 10 1M 1 R2 カーボン皮膜抵抗1/2W 10 100M 1 R3 金属皮膜抵抗(1%)1/2W 250 200K 1 R4 金属皮膜抵抗(1%)1/4W 10 1K 1 R5 カーボン皮膜抵抗1/4W 10 10mH 1 L1 インダクタ(太陽誘電LHLC08NB 103J)、千石 50 4700pF 2 C1,C2 セラミックコンデンサ(ムラタ耐圧2KV)、鈴商 50 1000pF 1 C3 セラミックコンデンサ、千石 30 UF2010 1 D1 ファーストリカバリ・ダイオード(PANJIT耐圧1KV)、秋月 40 FQPF3N90 1 Q1 NMOS-FET(フェアチャイルド耐圧900V)、秋月 50 PIC12F1822 1 U1 PIC(マイクロチップ)、秋月 80 LMC662 1 U2 CMOSオペアンプ(ナショナルセミコンダクタ)、秋月 150
- L1の特性によって発生する電圧が変動するため、この型番を利用してください。
- 抵抗の耐電圧はカーボン皮膜抵抗1/2Wで700V程度です。カーボン皮膜抵抗1Wの場合1000V程度です。
- 電源には三端子レギュレータをご利用ください。
(C)2011 All rights reserved by Einstein.Vdd=5V時の特性
- 出力電圧は高精度、高安定です。
- 消費電流が若干大きめです。
- そのため、ノイズも若干大きめです。検出部に回り込まないように注意が必要です。
- 出力電圧の測定はLMC662の1ピンで行ってください。
- 1/500の出力電圧をテスターで測定できます。
- 消費電流を下げるためには、R3=1G,R4=2Mに変更すれば下がりますが、コストが跳ね上がります。
電圧[V] 消費電流[mA] 400 6.4 500 7.0 600 7.7 800 9.9 900 14.0