ガイガーカウンタを作ろう

2005-07-06(初版)
2006-03-05(加筆)

はじめに

目に見えませんが、放射線は身近に存在しています。
ガイガーカウンタはその放射線を検出する装置です。
市販もされていますが、非常に高価であり、入手も容易ではありません。
そこですべて入手が容易かつ安価な材料でガイガーカウンタを作成してしまおうというものです。
たとえば、一般的には入手困難な放射線センサーであるガイガー・ミュラー計数管さえも制作します。
再現性よく、高感度で、安定性があるように設計、工夫をしました。
身近な放射線を観測することができます。
放射線を身近に感じることができれば幸いです。

制作の背景

20世紀に入り放射線の利用が盛んになりました。
平和的な利用としてX線や原子力発電はもとより、核兵器にも利用されています。
昨今、原子力施設での事故や戦争での劣化ウラン弾使用など、放射能汚染の危険が叫ばれています。
放射線は見えないものであり、漠然と危険といわれても直感的に理解できるものではありません。
どのくらい危険で、どれくらい離れればいいのか、どの程度なら許容されるものなのかわかりません。
放射線が危険というのならば、そもそも核融合をエネルギー源としている太陽を毎日浴びることは危険ではないのでしょうか?
我々は太陽という自然の核融合炉に常にさらされています。
そんな疑問から、まずは身近にある放射線を測定し、どの程度我々は放射線にさらされているのかを実感してみたいということから始まりました。

掲載方針

すべての記事掲載を完了しました。(2006-03-05加筆)
段階を踏んで少しずつ掲載していきます。
これは以下の理由のためです。

ライセンス費用

ワンチップ・マイコン・デザイン・コンテスト(2005)でグランプリをいただきました。
これを記念してすべての記事を公開しました。(2006-03-05加筆)
当初は個人利用を想定したライセンス費用(回路図、プログラム使用料)をご負担いただくことを予定していました。
商用、教育利用などは別のライセンス費用が必要になりますので、ご相談ください。
これは趣味とはいえ、研究開発にかなりの時間、コストをかけているためです。

免責

ここで紹介するガイガーカウンタを利用したいかなる結果も筆者は責任を負いません。
高電圧を扱うため、危険を伴います。
すべて自己責任の上でご利用ください。
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