IoTCAP
- 2018-09-25 初版 Raspberry Pi Zero用IoTCAP登場
- 2021-11-22 第2版 bullseye対応
- 2023-10-24 第3版 bookworm対応
- 2024-03-07 第4版 Raspberry Pi 5対応
はじめに
- IoTCAPはラズベリー・パイZero用気象センサーの拡張ボードです。
- ラズベリー・パイZero(Raspberry Pi)にIoTCAPをセットします。
- ラズパイマガジン2018年10月号の付録基板として誕生しました。
- 使い方はラズパイマガジン2018年10月号をご覧ください。
- 電子書籍はこちらです。
- 紙の本はこちらです。
- ここではすべての解説を行いません。
- 補足のみを行います。
- 完成品と部品セットがあります。
- 完成品をお勧めします。
- 上級者向けの組み立てキットです。表面実装部品があります。誰もが組み立てられるわけではありません。
IoTCAPの特徴
- 温度、湿度、気圧を測定します。
- 赤外線送受信します。
- データを液晶表示します。
- 2018-10-01(台風24号上陸、970hPa)
- 午前2:00に通過したことがわかります。
- 台風がきたらIoTCAPの出番です。
- 2019-09-09(台風15号上陸、955hPa)
- 午前4:15に通過したことがわかります。
- 2019-10-12(台風19号上陸、955hPa、19:00上陸時)
- 21:20に通過したことがわかります。
- ゆっくり気圧が変化しており、大型で遅かったこともわかります。
- 2022-09-19(台風14号、鹿児島上陸、935hPa、上陸時)
- 鹿児島に上陸し、新潟にも再上陸。まれにみる大型でゆっくり(時速20km/h)した台風。
- このため九州の被害が大きかった。35万戸が停電。通信障害も起こした。
- 東京は翌日の06:00に通過したことがわかります。
- 気象予報のおかげで一週間前に経路までわかります。準備できます。
- 伊勢湾台風のように事前にわからないと甚大な被害をもたらします。
- 空の便は事前に欠航を決めました。予報を知らずに飛ばしていたら危険です。
- ダムは余力を蓄えるため事前放出しました。
- 準備することで被害を最小限にします。
著作権と免責事項
- 個人利用に限定され、著作権者の許可なく商用利用できません。
- 直接間接に関わらず、使用によって生じたいかなる損害も筆者は責任を負いません。
- IoTCAP (C)2018 All rights reserved by Y.Onodera.
情報のまとめ
動作確認情報
- 2024-03-04現在
- Raspberry Pi 2B/3B/3B+/4B/5B/Zero/ZeroW/Zero2W
- bullseye(kernel 5.10.x)
- bookworm(kernel 6.1.x)
- ※Raspberry Pi 3A+は未確認です。
- Raspberry Pi 4 の注意事項はこちらです。
- Raspberry Pi 5 の注意事項はこちらです。
RPI5:Raspberry Pi 5対応
- RPI5は多くの変更をしました。
- そのためRPI5対応しました。
- 多くのGPIO用Cライブラリ、PythonライブラリがRPI5に対応していません。
- WiringPiは廃止しました。
- GPIOのsysfs方式は廃止の予定です。libgpiod方式へ切り替えました。
- libgpiod方式はLinuxの標準機能として組み込まれています。
- 今後の主流になるでしょう。RPI5にも対応済みです。
- このため使用するライブラリをlibgpiodに変更しました。
- しばらく安心して使い続けられるでしょう。
- RPI5対応したgpiozeroライブラリも使います。
- gpioの代替コマンドraspi-gpioは廃止されました。pinctrlに切り替えました。
入手先情報
ダウンロード・ファイル
- 更新することがあり、最新版をダウンロードください。
正誤表
図21
正 | 誤 |
U1 | U5 |
U2 | U3 |
U3 | U2 |
R1 | R3 |
R2 | R4 |
R3 | R5 |
R4 | R6 |
C1 | C8 |
C2 | C9 |
改善情報
- センサーBME280用の制御プログラムとしてPython(getBME.py)を追加しました。
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